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歯内療法

歯内療法とは

歯の内部の治療を歯内療法といいます。歯の内部には、歯髄と呼ばれる(俗に神経)神経、血管を含む組織があります。

《抜髄》⇒ 虫歯が進行すると、歯髄が細菌に侵され、神経を取る処置が必要になります。

《感染根管》⇒しかしこれを放置することで、神経が腐り根の先に膿をもったり、または神経を取る処置をしても感染がおきると、神経の通っていた(穴)根管に細菌が繁殖します。 いずれの処置も根管をきれいにし、根管内を緊密に充填する必要があります。

症例
《抜髄》
    神経を取り3本の根管を根の先
まで封鎖した像
《感染根管》
膿が出て、根の周りに
黒い影がある
 

根管をきれいにし、
根の中(根管内)を
緊密に封鎖

  影が消えつつ、
治癒過程の像
実体顕微鏡を用いた歯内療法

実体顕微鏡を用いた歯内療法

歯内療法は本来地味で、目にみえない手探りの技術的にも難しい治療です。日本ではまだまだ普及していないですが、当院では実体顕微鏡を使用することにより手探りから目にみえる治療を行うことで、治療成績を上げる努力をしています。勿論、充填(歯に詰め物をする)時や、肉眼では見つけるのが難しい、歯の亀裂の発見など様々の治療にも使用しています。

実体顕微鏡を用いると

根管治療は根が湾曲していたりと複雑な形態をしているため、根の中に器材が折れこんでしまうことがありますが、顕微鏡を使用することで、解決することも多いのです。

根管治療
  取れた像 根の先まで封鎖 取り出した破片
ラバーダムについて

ラバーダムとは、歯の周りにゴムをかけ、唾液、血液から治療する歯を隔離するものです。
虫歯も歯周病も細菌感染です。治療時においても細菌は大敵です。口腔内には多くの細菌が存在します。歯内療法(根の治療)の際、これらの細菌が根管内に入ると治療がうまくいきません。
歯内療法だけに限らず、充填(詰め物)時にも接着材料と歯の間に水分、血液等が入ると材料本来の特性が発揮されないばかりか、感染の危険が高まります。
ラバーダムをかけるには手間もかかり、技術も要しますが、当院では、30年近く前から実施しています。

ラバーダム